プリント柄

育児工房のラインナップには無地の製品もあるのですが、かわいらしいプリントをあしらったモデルも多くあります。プリントをしている理由は単にその方がかわいらしいという理由だけではありません。

プリントモデルには5cm程度のサイズの「ワンポイントプリント」と生地全体に柄をあしらった「総柄プリント」があります。

「ワンポイントプリント」は最近では主にハンカチなどの小物に残っていますが、以前は肌着にも採用されていたモデルがありました。プリントは製品をかわいらしく魅力をアップするだけではなく、もう1つ大きな役割があります。もともと肌着はその特性から白やキナリのものが多く、1日に何度も着替えるため同じものが何枚もお手元に存在します。例えば肌着は準備として一般的には3~5枚程度はご購入になることが多いのですが、プリントも何もない無地の同色のものを何枚も持っていると、赤ちゃんの着替えなどに追われるママの時間に変化がなく、単調になりがちです。オーバーに言いますと「さっきまでどれを着ていたかがわからなくなってしまう」なんてこともないとは言えません。

たとえ無地がベースであっても、ワンポイントのプリントを入れてあげることで、さっきまでは「クマ」のもの、今からは「ライオン」にしよう、あとで「キリン」を着せてあげよう・・・なんて「選ぶ楽しみ」がほんの少し出てきますし、「間違えてさっきまで着ていたのをもう1回・・」なんてことも防げます。

これはもちろん肌着に番号やアルファベットを書いておいても用は足りますが、どうせなら「子育ての生活の中でちょっとだけ楽しさを」という考えから、ワンポイントプリントの肌着は生まれました。もちろん赤ちゃんに着せてあげるときに「今度はわんちゃんのをきましょうね~」なんて一言を赤ちゃんに話しながら着せてあげる方が楽しいし、赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるとは思われませんか?

また、総柄プリントの場合はプリント柄そのもののアピールが強いので製品としての個性も強くなります。

現在人気のこの柄のプリントは「カラフル」と呼んでいるもので、この原型となっているものは20年以上前の育児工房スタート当時よりありました。現在のものは10年位前にリニューアルしているものですが、それでもロングライフモデルです。実は数年以上前にこの柄は「存続の危機」がありました。

そろそろ飽きがきているのではないかとリニューアルの準備を進めて切り替える寸前に(つまり新しい柄のデザインまで済んでいたのです)、この柄が変わらず人気を保っていることがわかり、「新バージョン」はお蔵入りとなってしまいました。

現在この総柄プリントについては、ほかの理由で全体のリニューアルが進んでいるので間もなくおやすみとなる予定ですが、この柄のコンセプトは引き継いで新しいモデルにチェンジしたいと思います。

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