デザインは赤ちゃんファースト

2020年07月30日

育児工房の製品のコンセプトは「赤ちゃんにとってどうか」という点で考えられています。
どういうことかというと、次のようなことに注意してデザインされています。

つまり、赤ちゃんにとって快適な刺激となるか、赤ちゃんにとってうれしくなるか、赤ちゃんの成長にプラスになるか。。。といった観点からデザインを考えます。



例えばこのプリントデザインは昨年リリースされた育児工房としては新しいもので、社内では「メッセージ柄」と呼んでいます。名前の理由はこのプリント柄のデザインをお願いしたのがペーパーメッセージさんというやさしいデザインと紙を使った様々なグッズを作っているところだからです。
(ペーパーメッセージさんの公式サイト)
https://www.papermessage.jp/

育児工房からお願いしたのは2つです。
「赤ちゃんに合わせたサイズで」
「様々なモチーフをたくさん入れる」
その他はおまかせでかわいらしいプリントデザインを作っていただきました。

このコンセプトは以前から育児工房が守っている大切なポイントで、理由は次の通りです。

「赤ちゃんに合わせたサイズ」
大人から見た場合、もう少し大きくてはっきりしたものの方が刺激的でデザインを感じられるのですが、赤ちゃんは元々大人より感性が鋭いので逆に言うと強い刺激がストレスになると考えられます。また、大きなモチーフは相対的に大人の私たちが見るより大きく感じられるので、あまり大きなモチーフを持ってくると「怖い」と感じてしまうかもしれません。生まれたばかりのちゃんの身長は約50cm。大人の身長は一般的に150~180cmくらいですので、同じものを見ても3倍以上大きいものを見ている感覚になるかもしれません。だから、育児工房では「赤ちゃんにとって快適なサイズ感」をとっても大切に考えています。

もちろん小さくてもわかるデザインにするためにシンプルにすると同時にラインの細さまでこだわって作られます。このメッセージ柄の時も、最後は「線が太いからもう少し細くなりますか?」なんて要望がデザイナーさんに送られていました。もちろん、あまり細くしすぎるとプリントそのものが技術上難しいので、プリント工場の職人さんにも相談しながら、ですけど。

「たくさんのモチーフを入れる」
このメッセージ柄の前に使われていたハーモニー柄とカラフル柄というプリントデザインでも大切にされていたのですが、これは赤ちゃんに「この世界にはいろいろなものがあるんだよ」ということを感じて育ってほしいという願いを込めて大切にされているコンセプトです。

世の中には動物もいれば植物もあります。また空のお星さまや雲、そして自然に生まれたものから人間が作り出したものまで、様々なものが命を受けて存在しています。また、例えば動物1つとっても大きなものや小さなもの、哺乳類や昆虫、鳥類などいろいろな仲間が生きています。そんな世の中の多様性を何気なくそばで感じて理解してほしいと考え、モチーフの中にできる限り入れてほしいとお願いしました。そのおかげか、以前のデザインよりもこのメッセージ柄はモチーフの多様性がアップしたような気がしますけど。。。

大人にはない赤ちゃんの特性がもう一つあります。それは、赤ちゃんの脳はたくさんの情報や刺激を吸収して成長していく大切な時期だということ。だから、いろいろなものを見て感じて脳の健やかな成長につなげてほしいと考えて、育児工房では製品づくりはもちろん、デザインまで考えています。吸収しやすい時ですが敏感な時期である赤ちゃんの場合は強すぎない範囲で快適な刺激を与えるデザインであってほしいというのがデザインの基本になっています。使われる色もやさしい色あいが多くなるので、大人としてはちょっと物足りないと感じるかもしれません。でもそれは大人の私たちではなく、赤ちゃんにとってどうかという観点から考えたからなのです。

そうそう、もう1つ大切なコンセプトがありました。それは赤ちゃんのかわいらしさを引き立てるデザイン。服がかわいくても赤ちゃんが主役。「赤ちゃんファースト」であることを大切にした製品をお届けします。

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