結論から言いますとNoです。オーガニックコットン=無農薬・無化学肥料とは限りません。
■オーガニックコットンの定義
日本オーガニックコットン協会のWebサイトにこちらのように案内されています。
コラム:オーガニック?
「オーガニック」という言葉は、オーガニック農法、オーガニック食品、そして、オーガニックコットン、などのように使われています。「環境に配慮した生産方法のもの」「化学合成農薬や化学合成物質をさけて生産されたもの」と理解され、現在では、食品や繊維だけでなく、オーガニックレストランなどとサービス提供においても用いられています。日本語では「有機」と置き換えて使われています。
3年以上、無農薬無化学肥料で栽培されたものを“オーガニック”とよく説明されていますが、これは正確な表現ではありません。この「3年以上」というのは、「オーガニックの認証基準」から引用されています。
しかし、認証基準は主に国や地域で作られているので、多少の違いがあることや、栽培する作物の組み合わせなどで若干、この期間が異なることがあります。ですが、極端な違いはないので、ここでは「約3年」と説明しておきます。
また、「認証基準」では、人体や環境への負荷が大きくないと評価された農薬の使用も一部で認めています。
無農薬無化学肥料で栽培されたものも多いのですが、認証されたものが、必ず無農薬無化学肥料というわけではありません。
しかし、農薬や化学肥料に頼らずに栽培されていることは確かです。